全米ゴルフ選手権、スマホでのネット中継にピリピリ
ニューヨーク(CNNMoney) 男子ゴルフの全米オープン選手権で、初めて観客の携帯電話の使用が認められた。ただし、スマートフォンで撮影した動画をインターネットで公開する行為は禁止され、違反した場合は会場からの退去を求められる可能性がある。
主催者である全米ゴルフ協会(USGA)は、ライブ動画配信アプリのペリスコープやミーアキャット、ソーシャルメディアのフェイスブックやツイッターを監視。動画の投稿や試合の生中継が行われていないかチェックしている。
USGAが観客の撮影動画を積極的に規制するのは初の試みだ。広報責任者は「USGAは自前でネットの生中継チャンネルを3つ用意している」「ファンの中継よりもそちらを見るほうがずっといいはずだ」と言う。
プロスポーツ界において試合の放送権料は重要な収入源であり、それを守ることは大きな課題になっている。
だが今のところ、観客による動画のネット投稿や生中継を規制しようとしているスポーツはゴルフだけだ。