ホラーの巨匠、ウェス・クレイブン監督死去 「エルム街の悪夢」など
(CNN) 「エルム街の悪夢」「スクリーム」などのホラー映画で知られる米映画監督のウェス・クレイブンさんが死去したことが31日までに分かった。76歳だった。芸能誌ハリウッドレポーターによると、クレイブンさんは脳腫瘍(しゅよう)を患っていたという。
ツイッターやインスタグラムの公式アカウントには、「ウェス・クレイブン 1939~2015」の文字が入った遺影が掲載された。
クレイブンさんは1972年の映画「鮮血の美学」で商業的成功を収め、84年の「エルム街の悪夢」はホラー映画史に残る作品となった。
エルム街は何本か続編が制作されたものの、いずれもメガホンを取ったのは別の人物だったが、95年の「エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア」では再び監督に。クレイブンさんは、エルム街や「スクリーム」で新たなホラー映画の境地を確立した。
1939年、米クリーブランド生まれ。ジョンズ・ホプキンズ大学で哲学や文学を学び、英語を教えていたこともある。映画業界に入るため成人指定作品にかかわったこともあると打ち明けていた。
メリル・ストリープとアンジェラ・バセットが主演した99年の「ミュージック・オブ・ハート」は、アカデミー賞にもノミネートされた。