高校のアメフト部員、審判に背後から体当たり 停学処分 米
(CNN) 米テキサス州でこのほど行われた高校生によるフットボールの試合中、一方のチームの選手が審判の1人に対して背後から故意に体をぶつけ、地面へ押し倒す出来事があった。当局は暴行容疑での立件も視野に捜査を進めている。
タックルを受けた審判が負傷したかどうかは不明。検察は審判に体を当てた2選手について訴追も辞さない構えを見せている。
問題の試合は4日、州内の街、マーブルフォールズの高校のチームが同州南部の都市、サンアントニオにあるジョン・ジェイ高校のチームを迎えて行われた。
試合終盤の第4クオーター、プレーが再開した直後、ジョン・ジェイ高校の選手が突然審判に向かって走り出し、全くの死角から強烈なタックルを見舞った。すぐさまもう1人の選手が同様に走り込み、倒れた審判の上めがけて体ごと覆いかぶさった。2人の選手には退場の処分が下された。
この様子は複数のアングルから録画され、当局が調べを進めている。一部はインターネット上に出回り、8日午前の時点で再生回数は600万回を超えた。CNN系列局KSAT―TVによると、この様子が撮影される前にもジョン・ジェイ高校の2選手が退場処分を受けていたという。
審判に体当たりした2人はこの行為により部活動停止のほか高校の停学処分も受けた。マーブルフォールズ警察の担当者は、今後両選手が暴行罪で起訴される可能性があるとの認識を示した。
テキサス州の法律では17歳以上を成人として扱うが、同担当者は両選手の年齢については把握していないと述べた。