リオのカーニバル、見物客数好調 ジカ熱にもひるまず
同市の観光促進当局者は、ジカ熱に対する予防策を講じていないわけではないと主張。パンフレットを配り、防虫剤使用や適切な着衣を勧めていると述べた。
米疾病対策センター(CDC)は妊娠中の女性はジカ熱の感染が危惧される地域への渡航の延期や中止を勧告している。感染した場合、胎児への悪影響が懸念されていることを踏まえた措置となっている。また、蚊が媒介しているジカ熱は性交渉でも感染する事例が突き止められている。
ジカ熱を媒介する蚊は南米中心に約30カ国・地域に生息しているといわれる。感染した場合でも大半の例では症状が出ず、発症したとしても軽度の発熱、頭痛や発疹の程度となっている。治療に有効なワクチンや薬は開発されていない。