「ジカ予防コンドーム」配布へ、豪州の五輪選手団
スターファーマのジャッキー・フェアリー最高経営責任者(CEO)はインターネット上で声明を発表し、「オーストラリア選手団たちの応援に一役買うことができてうれしい」と述べた。
キティー・チラー選手団長も声明でこれを歓迎。「チームの健康が第一だ」と強調した。
ただしスターファーマによれば、ビバジェルのジカウイルスに対する有効性は当局に認定されていない。審査を受けるための申請もまだ出していないという。
世界保健機関(WHO)と米疾病対策センター(CDC)はもともと、選手らにコンドームを常時使用するよう呼び掛けてきた。CDCのエイズ予防部門で上級顧問を務めるジョン・ブルックス氏は、「オーストラリアの製品については何もわからない。感染予防剤を加えることでコンドームの性能がどう変化するかについては、証拠が何もない」と語った。