リオ・パラリンピック開幕 資金不足など乗り越え
(CNN) 第15回夏季パラリンピック・リオデジャネイロ大会は7日午後、リオ市内のマラカナン競技場で開会式を行い、開幕した。
開会式には約160カ国・地域から4000人以上が参加した。ロシアは国際パラリンピック委員会(IPC)から参加が認められなかった。
大会前にはチケット販売の不振や予算の削減、施設の閉鎖などの問題が浮上した。8月中旬までのチケット販売率は12%にとどまり、スポンサー不足も重なって資金不足が深刻化。ボランティアの減少や多くのメディアセンターの閉鎖、一部開催地の変更などの問題にも見舞われた。
だが、IPCはリオ市長の協力を得て追加資金や国営企業とのスポンサー契約を獲得。またブラジル政府からは治安部隊の確保の約束も取り付け、開幕を迎える形となった。
IPCのフィリップ・クレーブン会長によると、チケット販売は五輪終了後に大幅に伸び、予定枚数250万枚のうち6割に当たる150万枚が既に売れた。2012年のロンドン大会には及ばないものの、08年北京大会よりは売れ行きがいいという。