パラリンピックの自転車レースで事故、イラン人選手が死亡
リオデジャネイロ・パラリンピックで17日、自転車男子ロードレースの競技中に衝突事故が発生し、イランのバハマン・ゴルバルネジャド選手(48)が搬送先の病院で死亡した。
ゴルバルネジャド選手は、自転車ロードレース(運動機能障害C4、5)の競技中、下り坂のコースで起きた衝突事故により死亡した。
国際パラリンピック委員会(IPC)によれば、ゴルバルネジャド選手は現場で手当てを受けた後、選手専用の病院に搬送されたものの途中で心停止した。そのため救急車の行き先を変更して近隣の病院に搬送したが、到着した直後に死亡したという。
これを受け、IPCのフィリップ・クレーブン会長は弔意を表明。同選手の家族や友人、チームメートらにパラリンピック界全体の思いと哀悼の意をささげたいとしている。
IPCは事故時の状況をめぐる調査を開始したと発表した。
ゴルバルネジャド選手は2012年に行われたロンドン・パラリンピックにも出場。今大会は14日のタイムトライアルに出場し、14位で競技を終えていた。
パラリンピックの選手村ではイラン国旗が半旗で掲げられている。18日の閉会式では同選手を悼んで黙とうが行われる予定。