オバマ前大統領夫妻の回顧録、出版契約競争に決着
ニューヨーク(CNNMoney) 米出版大手ペンギン・ランダムハウスは2月28日、オバマ前米大統領夫妻との間で出版契約を結んだと明らかにした。書籍は2018年に発売される可能性が高いが、正式な日程は決まっていない。
今回の発表前には英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が複数の出版社の間で契約獲得競争が起きており、金額は6000万ドル(約68億円)を超えると報じていた。
ペンギン・ランダムハウスがバラク・オバマ氏とミシェル・オバマ氏の書籍に対していくら支払ったのかは明らかになっていない。FTによれば、米大統領の回顧録としては過去最高水準の金額という。
ペンギン・ランダムハウスによれば、オバマ夫妻は出版によって得られた収益の多くの部分をオバマ財団を含む慈善事業に寄付するという。ペンギン・ランダムハウスもオバマ家の名前で100万冊の本を寄付するという。
オバマ氏は以前もペンギン・ランダムハウスから書籍を出していた。
報道によれば、別の出版社クラウンはジョージ・W・ブッシュ元大統領の回顧録の権利を約1000万ドルで獲得していた。