実写版「美女と野獣」世界で公開、予想上回る興行収入
ニューヨーク(CNNMoney) かつてのアニメをエマ・ワトソン主演でリメークした実写版のディズニー映画「美女と野獣」が米国などで公開され、最初の週末で推定3億5000万ドル(約394億円)の世界興行収入を記録した。
このうち北米の興行収入は業界の予想を上回る1億7000万ドルに上り、3月に公開された映画としては過去最高を記録した。これまでは昨年公開の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」が最高だった。今年に入って公開された映画の中でも最も好業績を上げている。
ディズニーはこれまでにも、「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)、「マレフィセント」(14年)、「シンデレラ」(15年)、「ジャングルブック」(16年)などの作品を次々に実写化してきた。
コムスコアの映画評論家はこうした作品について、「ディズニーはかつてのアニメ映画から古くさい部分を取り払って現代の実写映画としてよみがえらせる戦略を奏功させている」と論評。美女と野獣は3月半ばの公開時期や配役、新旧の楽曲を使用したことなどが観客動員につながったと解説している。同作品の製作費は1億6000万ドルと突出していた。
ディズニーは今後も「ダンボ」「ライオンキング」「アラジン」「ムーラン」「ピノキオ」などの実写化を予定している。