ナダル、10度目の全仏制覇達成 男子テニス

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ラファエル・ナダルが得意のクレーコートで大会10勝目を上げた

ラファエル・ナダルが得意のクレーコートで大会10勝目を上げた

パリ(CNN) テニスの全仏オープンは11日、男子シングルスの決勝が行われ、スペインのラファエル・ナダルがスイスのスタン・バブリンカを6-2、6-3、6-1で下し、大会10回目の優勝を果たした。

試合後、ナダルは観客に向かって「本当に信じられない。10度目の優勝はものすごく特別なことだ。とても感動している」と語った。

クレーコートで無類の強さを誇ることで知られるナダルは、2008年、10年に続き1セットも奪われることなく大会を制した。平均の試合時間は2時間に満たなかった。

同一の4大大会での10度優勝は1968年のオープン化(プロ解禁)以降、男女を通じて初めて。今後11度目の優勝を飾れば、4大大会の最多優勝回数として60年代から70年代にかけて女子の全豪大会を11度制したマーガレット・コートの記録に並ぶことになる。

また4大大会の通算優勝回数は15回となり、米国のピート・サンプラスを上回って歴代単独2位に浮上。首位に立つスイスのロジャー・フェデラーに3勝差とした。

31歳のナダルは度重なる負傷に悩まされながらもそれらを乗り越え、テニス選手としての成長を続けてきた。今年1月の全豪オープンでは決勝まで勝ち上がりフェデラーと対戦。優勝へあと一歩のところまで迫っていた。

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