スノボ女子ハーフパイプ、17歳のクロエ・キムが最年少金メダル
平昌(CNN) 平昌(ピョンチャン)冬季五輪のスノーボード女子ハーフパイプ(HP)は13日、決勝が行われ、韓国系米国人のクロエ・キム(17)が優勝を果たした。17歳296日での勝利は女性スノーボーダーとしては史上最年少。
決勝3本目の滑走の前に金メダルは決めていたが、最後の滑りも98.25点と、ほとんど完璧と言っていい点数をたたき出した。
滑走を終えると、リポーターやカメラマンに取り囲まれ、周囲からは「クロエ! クロエ! クロエ!」という歓声が上がった。
キムは15歳の時に高難度の大技「バック・トゥ・バック1080」を成功させたほか、世界最高峰のプロ大会「ウィンターXゲームズ」で4度の優勝を誇る。
キムの両親は韓国からの移民。オリンピックでのパフォーマンスは、現在も韓国に住む祖母にささげると考えたという。
キムは記者団に対し、2本目の滑走の最中に祖母が下部にいるのが見え、祖母のために滑ると考えたと語った。「祖母と一緒に買い物に出かけるのが待ちきれない」という。