マンU、女子のプロチーム創設へ 来季リーグ戦に登録申請
(CNN) サッカーの英イングランド・プレミアリーグに所属する名門クラブ、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)が、プロの女子選手によるチームを編成し、来シーズンからのリーグ戦に参入する見通しであることが23日までに分かった。
サッカー界でも最大規模の資金力と人気を誇るマンUだが、傘下にあったシニア年代の女子チームは2005年に解散。復活を求める声に応えてこなかったことで、クラブには批判が集まっていた。
マンUの副会長で最高経営責任者(CEO)も務めるエド・ウッドワード氏は21日、クラブの公式ウェブサイトで、2018~19年シーズンのイングランド女子スーパーリーグ(WSL)2部に参入するための申請をイングランド・サッカー協会(FA)に提出したと明らかにした。
参入が認められるかどうかは5月の末に明らかになる。
マンチェスター・シティー、チェルシー、アーセナル、リバプールといったイングランドの主要クラブは、フルタイムの契約を結んだ女子選手からなるチームを運営している。これに対しマンUでは、上層部が過去数年にわたり、クラブの資源を男子のトップチームに集中させたいとする考えを示してきた。
前出のウッドワード氏は、新たに創設する女子のプロチームについて「男子のトップチームと同じ構想、同じ理念の下で作り上げなくてはならない」と説明。また現在も存続しているジュニア年代の女子チームの選手たちにとっては、将来のキャリアの受け皿になると強調した。
今年1月には、マンUの元選手で女子のイングランド代表監督を務めるフィル・ネビル氏も、同クラブに対し女子チームの創設を働きかける意向を明らかにしていた。