フェルプスさん「選手のうつに五輪委の支援を」 幼少期の悩みも語る
水泳はフェルプスさんの逃げ場だった。水の中で不満を吐き出すことを覚えた。怒りにまかせて攻撃的な泳ぎを繰り返した時期もある。その一因は恐らく家庭環境の問題だったと、フェルプスさんは言う。「あの頃はよく、水中で暴言を吐いたものです」
フェルプスさんは現在「マイケル・フェルプス財団」の活動を通し、精神的な問題に悩む人々を支援している。自分の経験を語ることで助けられる命があることを、フェルプスさんは知っている。
「1人の命、2人の命を救うことができれば、それが私の望む全て。それは私にとって、1個の金メダルを取ることよりはるかに大きいことです」と力を込めた。