サッカー・プレミアリーグ、売り上げ6900億円で過去最高
ニューヨーク(CNNMoney) サッカーの英イングランド・プレミアリーグが、2016~17年のシーズンで過去最高となる64億ドル(約6900億円)の売り上げを記録したことが20日までに分かった。コンサルティング企業デロイトのスポーツビジネスに関する報告で明らかになった。
上記の数字は前年から25%の増加となる。デロイト・スポーツ・ビジネス・グループを率いるダン・ジョーンズ氏によれば、売り上げが伸びた主な要因は、放映権に関する契約が当該のシーズンに発効したことだという。
リーグがあげた利益は14億ドルを突破した。
デロイトの上級コンサルタント、ティム・ブリッジ氏は17~18シーズンについて、選手の移籍市場にここまで26億ドルが投じられたと指摘。「6月開幕のワールドカップ(W杯)ロシア大会で選手がアピールすることにより、来シーズンの支出も同等の水準に達する可能性がある」と述べた。
プレミアリーグの資金力はドイツ、スペイン、イタリア、フランスといった欧州各国のリーグをはるかにしのぐものの、米国の主要なプロスポーツの規模はこれをさらに上回る。
米大リーグ機構(MLB)と米プロフットボールリーグ(NFL)は昨年、それぞれ100億ドル、125億ドルを超える売り上げを記録したと報道された。