打ち切りの米ドラマ「ロザンヌ」、降板女優以外で再出発か
ニューヨーク(CNNMoney) 主演女優がツイッターに差別的な投稿を行ったことを受けて打ち切りが決まった米ABCのコメディードラマ「ロザンヌ」について、制作会社が番組制作の再開を検討していることが4日までにわかった。情報筋2人が明らかにした。
こうした選択肢はABCも前向きに検討する可能性がある。番組の出演陣や制作スタッフの多くについて雇用の維持につながる可能性があるためだ。
番組打ち切りについては、批評家から200人以上の職が失われる可能性があるとして懸念の声が出ていた。
芸能情報サイトのTMZによれば、ABCの幹部が番組のブランドの刷新や、焦点を当てる登場人物の切り替えなどの可能性を検討しているという。
情報筋もCNNに対し、これを認めた。しかし、番組を降板したロザンヌ・バー氏が持つ番組や制作会社との関係がすべての契約を複雑化させていると付け加えた。バー氏との契約によれば、制作会社は、番組に対するバー氏の出資について買い上げる必要が出てくる可能性がある。
バー氏は先ごろ、オバマ前大統領の上級顧問を務めたバレリー・ジャレット氏をサルと比較する投稿などを行っていた。ABCはこうした投稿を受けて、番組の打ち切りを発表していた。