前回王者ドイツ、韓国に敗れグループ突破ならず スウェーデンが首位通過
(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は27日、グループFの1次リーグ最終戦が行われ、2014年のブラジル大会を制したドイツが韓国に2-0で敗れて決勝トーナメント進出を逃す波乱が起きた。前回王者が1次リーグで姿を消すのはこれで3大会連続となる。
もうひと試合はスウェーデンがメキシコに大勝し、逆転でのグループ首位通過を決めた。最初の2試合で連勝したメキシコはスウェーデンに次ぐ2位で決勝トーナメント進出を果たした。
ドイツは2-1で辛勝した直前のスウェーデン戦からメンバー5人を入れ替えて韓国との最終戦に臨んだ。しかしそのパフォーマンスはW杯連覇を狙うチームとは思えないほど低調なものに終わった。
一方グループ通過の望みがほぼなくなっていた韓国はドイツに食い下がり、ゴールを割らせず。前がかりになった相手の裏のスペースをついてカウンター攻撃を発動するなど、積極的な姿勢を見せた。
0-0のまま推移した試合は大詰めの後半追加時間3分、韓国のゴールで動く。コーナーキックからこぼれたボールをキムヨングォンが押し込み土壇場でリード。一度はオフサイドの判定が下ったが今大会から採用されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、ゴールが認められた。