黒人に報復狙う過去の行動告白、俳優リーアム・ニーソン

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L・ニーソンさんが性的暴行を受けた友人の女性のため、黒人への復讐を考えたと告白/Mike Coppola/Getty Images North America/Getty Images

L・ニーソンさんが性的暴行を受けた友人の女性のため、黒人への復讐を考えたと告白/Mike Coppola/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 北アイルランド出身の人気男優リーアム・ニーソンさん(66)は7日までに、友人の女性から黒人による性的暴行被害を告白されて怒りがこみ上げ、バールを持って街中を約1週間歩き回り、黒人への報復の機会を狙っていたとの数年前の自らの体験を明かした。

出演する新作宣伝のため英紙インディペンデントと会見した際に打ち明けた。新作で演じた暴力を爆発させる主人公について尋ねられた際に触れていた。同紙は会見の要約を音声版でも公表した。

この過去の行動について悔いているとも述懐。告白した女性には詳しく触れなかった。ただ、旅行から帰宅した際に告げられたとし、自らの直後の反応は「誰がやったのか知っているのか? 肌の色は?」などだったとした。女性は犯人が黒人だったことを認めていた。

その後、復讐(ふくしゅう)を狙って街を漂い始め、「黒人野郎がパブから出て来て私にいちゃもんを付けるのを待っていた」とし、事態によっては「殺していたかもしれない」とも述べた。

その後、自らの行動について約1週間見つめ直し、「ばかなことをした」と反省したと振り返った。この行動はこれまでだれにも話さなかったとも続けた。

その上で北アイルランドでは暴力に囲まれながら成長したとし、報復は最終的に不毛であることの教訓を得たとも付け加えた。

ニーソンさんは5日には米テレビとの会見に応じ、「私は人種差別主義者ではない」と釈明。知人の女性のレイプ事件は約40年前に起きたことも明らかにした。

ニーソンさんの今回の告白は人種差別と絡めた物議も醸している。

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