M・ジャクソンの性的虐待めぐるドキュメント公開、楽曲放送中止の動きも

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故マイケル・ジャクソンさんをめぐるドキュメンタリー映画が波紋を呼んでいる/Frederick M. Brown/Getty Images

故マイケル・ジャクソンさんをめぐるドキュメンタリー映画が波紋を呼んでいる/Frederick M. Brown/Getty Images

(CNN) 米国のスーパースター、故マイケル・ジャクソンさんにかつて性的虐待を受けたとする男性らのドキュメンタリー映画が、3日から米HBOテレビで放映され、大きな反響を呼んだ。これを受けて、ニュージーランドなどのラジオ局がジャクソンさんの楽曲の放送を中止している。

映画は「Leaving Neverland」と題した2部構成のドキュメンタリー。2人の男性が登場し、子ども時代にジャクソンさんから数年間、性的虐待を受けていたと話す内容だ。

ジャクソンさんの遺産管理団体はこの映画を「公開リンチ」だと非難し、HBOを提訴している。

ソーシャルメディア上ではジャクソンさんを擁護する声が上がる一方で、虐待の被害者に共感を示し、ジャクソンさんの歌声を聞くのは気分が悪いなどと訴える投稿も相次いだ。

ニュージーランドでは「メディアワークス」など複数のラジオ局が、聴取者の意向に沿うとして、ジャクソンさんの楽曲を流さない方針を示した。

カナダでもモントリオールの主要ラジオ局3社がすでに放送を中止。他局も状況を注視している。

ドキュメンタリーに出演した男性2人は4日、米テレビ司会者オプラ・ウィンフリーさんとのインタビューで、「当時は性的なことをされても虐待だとは全く分からなかった」などとコメント。ジャクソンさんに会う前からスターのイメージが固まっていたからだと話した。

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