ラグビーW杯、12日の2試合が中止 台風19号の影響で
(CNN) ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会を運営する組織委員会と国際統括団体のワールドラグビーは10日、台風19号の接近に伴う安全上の理由から、12日に開催予定だった2試合を中止すると発表した。
現時点で中止が決定したのは、豊田でのB組ニュージーランド対イタリアの試合と、横浜でのC組イングランド対フランスの2試合。別の日への振替はなく、それぞれのチームに引き分けを意味する勝ち点2が与えられる。
運営側は、大会規定に則りこれらの措置を実施すると述べた。台風19号は12日、ハリケーンの区分のカテゴリー2に相当する勢力で試合会場の周辺地域を直撃する見通し。運営側には、この影響で公共交通機関が運行を停止するとの情報が寄せられていた。
大会統括責任者のアラン・ギルピン氏は、猛烈な台風が接近するなか、チームやファン、ボランティア、大会関係者らを危険にさらすのはあまりに無責任だとの見解を表明。該当するチームのファンの落胆はよくわかるとしつつ、それでも安全が最も優先されるべきだということは理解してもらえるはずだと語った。
13日の試合については、予定通り行えるよう取り組んでいるとしながらも、今後改めて開催の可否を検討すると説明した。