トランプ氏が「光栄」とした「ホームアローン」の出演シーン、カナダのテレビ局がカット
(CNN) 米国のトランプ大統領が24日、クリスマス映画として人気が高い「ホームアローン2」(1992年)の過去のカメオ出演について「光栄だった」と振り返った。だが同じ日にカナダのテレビ局が放送した同映画では、トランプ氏の出演部分がカットされていた。
同放送局の説明によれば、このタイミングは単なる偶然だった。それでもツイッターではすかさずうわさが飛び交った
トランプ大統領は24日、海外に駐留する米軍兵士と行ったビデオ対談の中で、兵士からの質問に応じて「私は『ホームアローン2』に出ているんだ」と答え、「幼い子どもたちは、『映画であなたを観ました』と言ってくれる」「あれはいい映画だった。私は、控えめに言うと、今より少し若かった。あれは光栄だった」と振り返った。
さらに、「あれはクリスマスの大ヒットになった。だからあのような形で関わることができて光栄に思う。成功はいつもうれしいものだ」と続けている。
ホームアローン2は、3億5900万ドルの興行収入を挙げたヒット作。マコーレー・カルキン演じる主人公のケビンはニューヨークで家族と離れ離れになる。
トランプ氏とはプラザホテルですれ違ってロビーの方角を訪ね、トランプ氏はケビンに行き方を教えて立ち去っていた。
ところがカナダのテレビ局CBCが24日に放送した同作品からは、この場面がカットされていた。
CBCはこれについてCNNに寄せたコメントで、「ドナルド・トランプ氏の場面は、筋書きとは無関係なのでカットされた」と説明。「こうした編集は、当局が2014年に同映画を取得した時点で行われた。トランプ氏が大統領に選出される前のことだった」としている。