仏柔道王者リネール、約10年ぶりに敗北 地元で影浦に金星許す

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154連勝中だったテディ・リネール(右)だが、影浦心に敗北を喫した/LUCAS BARIOULET/AFP/AFP via Getty Images

154連勝中だったテディ・リネール(右)だが、影浦心に敗北を喫した/LUCAS BARIOULET/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 柔道のグランドスラム(GS)パリ大会は9日、男子100キロ超級3回戦が行われ、五輪2連覇中のテディ・リネールが日本の影浦心(かげうら・こころ)に延長戦の末敗れた。リネールはここまで154連勝中で、黒星を喫するのはおよそ10年ぶり。

勝負が決まったのは、ゴールデンスコア方式の延長戦にもつれ込んでから40秒後だった。右の内股を仕掛けるリネールに対し、影浦はすかさず内股すかしで応戦。相手の力を利用してそのまま畳に転がした。これが「技あり」となり、影浦の優勢勝ちが決まった。

リネールが敗れるのは2010年9月以来、実に9年5カ月ぶり。この間の連勝記録は154と絶対的な強さを誇っていたが、地元での記録更新はならなかった。

それでも今夏の東京五輪では3連覇の達成が期待される。柔道での五輪3連覇は、日本の野村忠宏が男子60キロ級でアトランタ、シドニー、アテネ大会を制している。 

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