仏柔道王者リネール、約10年ぶりに敗北 地元で影浦に金星許す
(CNN) 柔道のグランドスラム(GS)パリ大会は9日、男子100キロ超級3回戦が行われ、五輪2連覇中のテディ・リネールが日本の影浦心(かげうら・こころ)に延長戦の末敗れた。リネールはここまで154連勝中で、黒星を喫するのはおよそ10年ぶり。
勝負が決まったのは、ゴールデンスコア方式の延長戦にもつれ込んでから40秒後だった。右の内股を仕掛けるリネールに対し、影浦はすかさず内股すかしで応戦。相手の力を利用してそのまま畳に転がした。これが「技あり」となり、影浦の優勢勝ちが決まった。
History is made!! After 154 consecutive victories over the course of 10 years Kageura Kokoro is the man to end the reign of Teddy Riner! The whole of France looks on in shock#JudoParis #Judo #Sport #Olympics #Paris #France pic.twitter.com/mqj3Jn9man
— #JudoParis (@Judo) February 9, 2020
リネールが敗れるのは2010年9月以来、実に9年5カ月ぶり。この間の連勝記録は154と絶対的な強さを誇っていたが、地元での記録更新はならなかった。
それでも今夏の東京五輪では3連覇の達成が期待される。柔道での五輪3連覇は、日本の野村忠宏が男子60キロ級でアトランタ、シドニー、アテネ大会を制している。