米サッカー連盟会長が辞任、男女の賃金格差問題めぐり批判
(CNN) 女子代表チームが性差別の解消を求めて提訴した問題などに揺れる米国サッカー連盟のカルロス・コルデイロ会長が15日までに、辞任を表明した。
提訴をめぐっては連盟が裁判所に提出した文書に「男子は女子に比べ、責任がより大きく、より高い技術を求められる」などの表現があり、批判を集めていた。
会長を過去13年間務めてきたコルデイロ氏は報道発表文で、自らの唯一の責務は連盟のために最善を尽くすことだったが、今や新しい方向性を示すことが最良のことになったのは明白と述べた。
文書の中の論点や言葉はより良い評価に値する米国の女子代表チームに大きな侮辱と苦痛を与えることになったと指摘。これらの言葉は容認や弁明が出来ないとし、文書を提出する前に十分に内容を見直さなかったことを悔いると述べた。
女子代表チームは文書などに抗議し、今月11日の試合では連盟のロゴを隠すため練習用のユニホームを着用してもいた。
新たな会長にはシンディー・パーロー・コーン副会長が就任する。