クイーンのブライアン・メイ、心臓発作で救急搬送 「死ぬところだった」

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ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさん。心臓手術を受けていたことを告白した/Chung Sung-Jun/Getty Images

ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさん。心臓手術を受けていたことを告白した/Chung Sung-Jun/Getty Images

ロンドン(CNN) 英ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイさん(72)が25日、今月に入って心臓発作を起こし、病院に運ばれて手術を受けていたことを告白した。

メイさんはインスタグラムに投稿した動画の中で、ガーデニング中の事故で負傷したことに加えて、深刻な心臓疾患に見舞われたことを打ち明け、「死ぬところだった」と振り返った。

一連のトラブルは臀部(でんぶ)のけがで始まった。「MRI検査を受けた結果、大臀(だいでん)筋に裂傷があった」といい、痛みが続くのはこのけがが原因だと思っていたという。

ところが1週間後、まだ激しい痛みがあったために脊椎(せきつい)のMRI検査を受けた結果、座骨神経が圧迫されていることが分かった。「かなり重度の圧迫だった。背中をドライバーでえぐられているような感覚があったのはそれが原因だった」

だがそれで終わりではなかった。「臀部の痛みが続いているさなかに、小さな心臓発作を起こした」。苦痛と胸が締め付けられる感覚は40分ほど続いたという。

主治医の車で病院に運ばれたメイさんは、3カ所に動脈の閉塞(へいそく)が見つかり、緊急治療を受けることになった。「3本の動脈が詰まっていて、心臓への血流が止まる危険があった」

3カ所の心臓バイパス手術を勧める意見もあったものの、本人の意思でステント3本を挿入する措置を選んだという。

それまで自分は健康だと思っていたので、この状態を知らされたときはショックだった。「心電図も何もかも最高だったし、自分が本物のトラブル寸前の状態にあることを告げるものは何もなかった。あの閉塞のために死んでいたかもしれなかった」とメイさんは振り返る。

手術のおかげで無事に退院でき、今は目に見えて回復したと報告している。

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