16歳の仏クライミング選手、がけから転落し死亡
(CNN) スポーツクライミングのフランス代表として将来を嘱望されていた16歳のリュス・ドゥアディさんが、がけから転落して死亡した。仏登山・クライミング協会が明らかにした。
フランスのクライミング界の新たなスターと目されていたドゥアディさんについて、協会は15日の声明で「とても有望な選手だった」とその死を悼んだ。
声明によるとドゥアディさんは14日、フランス南東部イゼール県のクロル近郊のがけから転落した。現場には複数の友人もいたという。
ドゥアディさんの所属するクラブは15日にフェイスブックで声明を発表。ドゥアディさんを「素晴らしい人物」と称えたうえで「自分の人生を全力で生き切った」と述べた。
昨年、ドゥアディさんはイタリアで行われたユース年代のボルダリングの世界選手権で優勝。初参戦したワールドカップ米国大会は5位でフィニッシュしていた。
スポーツクライミングは五輪の新種目として、東京五輪から採用される。今夏開催予定だった東京五輪は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で来年に延期されている。