実写版「ムーラン」、ディズニー+で有料配信へ
ニューヨーク(CNN Business) 米ディズニーは4日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で数度の公開延期に見舞われている実写映画「ムーラン」について、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」で視聴できるようにすると発表した。
「ムーラン」は、1998年に公開して世界的なヒットを記録したアニメ映画の実写版。配信開始は来月4日からで、視聴するには29.99ドルの追加料金がかかる。
ディズニーのチャペック最高経営責任者(CEO)は、パンデミック(世界的な感染拡大)により「異なる手法」での顧客サービスの向上を余儀なくされたと説明。「ディズニー+が利用できない地域では映画館での公開となる。もちろん、映画館が開館できていることが前提だが」と付け加えた。
同社によるとディズニー+の現在の登録ユーザー数は6000万人を超えている。
一方、ディズニーは4~6月期の決算を発表し、パンデミックの影響で50億ドル近い損失を計上したことを明らかにした。
テーマパーク事業が特に手痛い打撃を受け、リゾート部門と合わせた損失額は35億ドル。収入は前年同期比で85%落ち込んだという。
会社全体での売り上げは42%減の118億ドルだった。