「スター・ウォーズ」出演のボイエガ、黒人キャラクターの扱いめぐりディズニー批判
(CNN) 米ディズニーの人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズ3部作に、主要登場人物として出演した俳優のジョン・ボイエガ。この配役が最初に発表されるとたちまち、黒人の起用に反発するファンから人種差別的な言葉を浴びせられた。
それから6年が過ぎ、3部作が完結したことを受け、ボイエガが2日、英誌GQのインタビューに応じ、同シリーズ出演に関する複雑な思いを打ち明けた。
「私がディズニーに言いたいのは、黒人のキャラクターを持ち出してきて、シリーズの中で実際よりずっと重要な人物として宣伝し、それから脇へ押しやるようなことはしないでほしいということ」
そう語るボイエガが演じたのは、元ストームトゥルーパーのフィン。1作目の「フォースの覚醒」では重要な役割を果たしたが、2作目、3作目ではデイジー・リドリー演じるレイと、アダム・ドライバー演じるカイロ・レンに照準が移り、フィンは影が薄くなった。
ハリウッド映画の多様性の欠如は、以前から批判の的になっていた。かつてに比べると多様化は進んだものの、業界関係者の多くが、まだ先は長いと指摘している。