討論会司会のウェルカー氏に賛辞相次ぐ、前回司会者「うらやましい」

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候補者らに質問する司会のクリステン・ウェルカー氏/Morry Gash/Pool/Getty Images)

候補者らに質問する司会のクリステン・ウェルカー氏/Morry Gash/Pool/Getty Images)

(CNN) 22日夜の大統領候補討論会を仕切ったNBCテレビのクリステン・ウェルカー氏に右派、左派を問わず賛辞が寄せられている。

MSNBCのニュース司会者、ブライアン・ウィリアムズ氏が討論会の直後に「誰かが同僚のクリステン・ウェルカーに謝るべきだろう」と述べると、同局の番組でホストを務めるレイジェル・マドー氏は「大統領から謝罪を受けるに値する。今夜のこのイベントに至るまで何度も彼女を攻撃してきた」と応じた。

トランプ氏は討論会の中でウェルカー氏の仕切りを尊重する発言をし、その後同氏の陣営はウェルカー氏に対する侮辱を控えている。

先月末の第1回討論会司会者を務めたFOXテレビのクリス・ウォレス氏からは「うらやましい」「このような討論会を仕切り、何百もの遮りではなく本当の意見の戦いを実現したかった」との発言が飛び出た。

ポリティコのコラムニスト、ジャック・シエーファー氏はウェルカー氏の仕事ぶりを評価した上で、この日のトランプ氏は「ウォレス氏が格闘しなければならなかったトランプ氏と同じではなかった」との見方を示した。

同じくポリティコの記者、ダン・ダイヤモンド氏は、ほぼすべての方面からウェルカー氏に賛辞が寄せられる状況を「彼女が2020年の大統領選討論会の司会者となる呪いをくぐり抜けた唯一のリポーターとなったことを示した」と評した。また、司会候補者から外される人もいたことに触れ、「かつては魅力あふれた仕事もトランプ氏時代には新たな危険を伴う」とも述べた。

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