FCバルセロナ会長が辞任発表、理事会総入れ替えで体制一新
(CNN) サッカー・スペイン1部リーグの強豪、FCバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が27日、記者会見で会長職を退くことを明らかにした。理事会も総辞職するとしており、クラブの体制一新が図られる見通しだ。
57歳のバルトメウ会長については、最近チームのスターであるリオネル・メッシ選手との確執が明るみに出るなど、クラブ内に対立を生じさせる人物だとする批判の声が上がっていた。ファンやクラブ会員は同会長の辞任を求める不信任投票を来月実施することにもなっていた。
これまで強気の姿勢を保ってきたバルトメウ氏だったが、ここへきて態度を翻し、今回の電撃的な辞任発表に至った。
バルセロナは3日前の試合で宿敵レアル・マドリードに3―1で敗北。チームのピッチ上でのパフォーマンスも会長に対する圧力を強める結果となっていた。
バルトメウ氏が会長職にあった7年間で、バルセロナは国内リーグを4度制覇。欧州最強クラブを決定するUEFAチャンピオンズ・リーグでも1度優勝している。