故コネリーさん主演、初代ボンド愛用の拳銃がオークションに
(CNN) 先月死去した俳優ショーン・コネリーさん演じる初代ジェームズ・ボンド愛用の拳銃が、オークションに出品される。
初代ボンド愛用の「ワルサーPPK」といえば、アストン・マーチンやマティーニ(ステアでなくシェイクで)などと並んで有名な小道具。ただしシリーズ1作目「ドクター・ノオ」で実際にコネリーさんが使っていたのは、銃身がやや長い「ワルサーPP」だった。
作動しないよう改造したこのワルサーPPは、12月3日に米ビバリーヒルズで行われるジュリアンズのオークションに出品される。オークションはオンラインでも実施予定。最高落札価格は20万ドル(約2100万円)と予想している。
「ジェームズ・ボンドのキャラクターを映画デビューさせたコネリーさんは、同作品を通してこのヒーローの武器を使い、60年近くにわたって書籍や映画などのメディアに登場するキャラクターを確立した」。ジュリアンズはそう解説している。
コネリーさんは10月31日に90歳で死去した。追悼の声は世界中から寄せられている。
「ドクター・ノオ」の一場面/United Artists/Moviepix/Getty Images
出品されるワルサーPPは、ドクター・ノオの小道具を手がけた英国の制作会社が保有していたが、2006年のオークションに出品されて、落札者がこれまでコレクションとして保有していた。
今回のオークションには、「トップガン」で主演のトム・クルーズのために制作された戦闘機パイロットのヘルメット(推定落札価格5万ドル)、「ターミネーター」でアーノルド・シュワルツェネッガーが着ていた黒いレザージャケット(同5万ドル)、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」に登場するホバーボード(同9000ドル)なども出品される。