全豪オープン、ホテル隔離の選手らに「ネズミの餌付けやめて」

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全豪オープンに出場予定の選手らが隔離生活を強いられている=18日、豪州メルボルンのメルボルンパーク/Mike Owen/Getty Images

全豪オープンに出場予定の選手らが隔離生活を強いられている=18日、豪州メルボルンのメルボルンパーク/Mike Owen/Getty Images

(CNN) テニスの4大大会・全豪オープン出場のためにメルボルン入りした後、新型コロナウイルス感染対策で隔離生活を強いられている選手らのホテルに、ネズミが出没している。地元当局は選手らに「ネズミに餌を与えないで」と呼び掛けている。

現地に到着した選手には14日間の隔離が義務付けられている。中でもこのうち72人は、メルボルンへのチャーター機で同乗者に陽性者が見つかり、完全な隔離状態に置かれた。ホテルの個室から一切外出できず、練習も禁止されている。

女子世界ランク28位のユリア・プティンツェワ選手(カザフスタン)もその1人だ。

最初に入った部屋にネズミが出て別室に替わったが、そこにもネズミがいた。ツイッターに動画を投稿し、「部屋は違っても同じこと。眠りたいけど無理」と書き込んだ。さらに後日、別の動画とともに「たくさんいる」ともコメントした。

州当局の緊急対策相はCNN提携局とのインタビューで、ホテル内で駆除作業を実施したが「何人かがネズミに餌を与えているようだ」と語り、餌付けをしないよう呼び掛けた。

完全隔離されている選手の環境をめぐっては、男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が先日、制限緩和に向けた要望リストを提示。選手らをホテルからコート付きの家へ移動させ、食事を改善し、隔離期間を短縮することなどを提案した。

プティンツェワ選手も当初から、部屋の窓が開けられず、新鮮な空気が入ってこないとの懸念を指摘していた。

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