元プロボクサーのレオン・スピンクスさん死去、67歳 アリに勝利
(CNN) プロボクシングの元ヘビー級世界王者のレオン・スピンクスさんが5日夕に死去したことがわかった。67歳だった。スピンクスさんの広報担当が明らかにした。
スピンクスさんは5年にわたって前立腺がんなどの闘病生活を送っていた。息を引き取る際には妻や親友、家族がそばにいたという。
スピンクスさんは米ミズーリ州セントルイスの出身。1976年のモントリオール五輪に出場し、ライトヘビー級で金メダルを獲得した。
1978年2月には米ネバダ州ラスベガスでモハメド・アリと対戦して勝利し、ヘビー級王者となった。アリ戦はプロとしては8戦目で、ボクシング史上最大の番狂わせの試合のひとつとなった。
レオン・スピンクスさん(右)がモハメド・アリに右フックを見舞う様子=1978年2月15日/AP
7カ月後に行われた再戦ではアリが勝利し、王者に復活している。
スピンクスさんは1981年にもヘビー級王者をかけて試合に臨んだが敗北した。
スピンクスさんは1995年に引退。生涯の成績は26勝17敗3分。KO勝ちは14試合。