ビリー・ザ・キッド射殺に使われた銃、競売に 予想落札額は2億円超
(CNN) 米西部開拓時代の無法者、ビリー・ザ・キッドを140年前に射殺した際に使用された銃が、初めて競売に掛けられる。落札額は200万~300万ドル(約2億2100万~3億3200万円)と推定されている。
競売に掛けられるのは「コルト・シングル・アクション」と呼ばれる銃で、1881年7月14日にニューメキシコ州の農場でビリー・ザ・キッドを射殺した保安官、パット・ギャレットが所有していた。
競売会社ボナムズはこの銃を「米西部開拓で最も重要かつ有名な史実のひとつを伝える品」と評している。競売は8月27日にロサンゼルスで行われる予定。
ビリー・ザ・キッドの写真。1859年9月17日に生まれ、1881年7月14日に死んだ/Bill Manns/Shutterstock
ビリー・ザ・キッドは「ヘンリー・マッカーティー」の出生名を持ち、「ウィリアム・ボニー」の名でも知られていた。米西部開拓時代の最重要指名手配犯の1人であり、少なくとも8人を殺害したとされる。
ギャレットが捕まえたビリー・ザ・キッドは殺人罪で有罪となり、1881年4月に収監された。絞首刑を言い渡されたものの、収容施設から脱走。この際にギャレットの事務所から銃1丁を盗み、看守2人を撃った。