英俳優キット・ハリントン、心の悩みを振り返る 英紙インタビュー
(CNN) 米テレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で知られる英俳優キット・ハリントンさん(34)がこのほど英紙サンデー・タイムズとのインタビューで、同シリーズの撮影中から抱えていたという心の悩みを振り返った。
ハリントンさんは撮影中から終了後にかけて、アルコールにかかわる大きな苦しみを経験し、自分を「悪い」「恥ずべき」人間だと感じることもあったと告白。「出口がないと感じていた」「酒を断つのは、自分は変われると思えるようになるプロセスだ」と語った。
さらに「ヒョウの模様は変わらないというのは全くの間違いで、模様は実は変化すると最近知った。こんなに素晴らしいことはないと思う。大きな助けになった。その考えにしがみついた感じだ。自分を根本的に、大きく変えることができるという考えだ」とも話した。
一時はうつ状態に陥り、自殺も考えた。その経験がだれかの助けになればと思い、打ち明けることにしたという。
ハリントンさんは2019年にアルコール依存症の治療施設に入った。
シリーズの共演者だった妻、ローズ・レスリーさんとの間には半年前に第一子が生まれた。親になることについては、これまでの人生で一番大変な仕事で、何よりも体力の消耗が激しいと強調。一人で子どもを育てている親には感服すると語った。