がん治療中にコロナでも闘病、ジェフ・ブリッジスが回復報告 一時は「天国近づいた」
(CNN) 米俳優のジェフ・ブリッジスさんが13日、ウェブサイトに自身の健康状態に関する最新情報を掲載し、がんと新型コロナ感染症の両方から順調に回復していると明らかにした。
ブリッジスさんによれば、現在体内の悪性腫瘍(しゅよう)の大きさは「ビー玉程度」。今年になって苦しんだ新型コロナの症状についても「バックミラーの景色になった」としている。
新型コロナには化学療法を受けていた施設で感染したのだろうと、ブリッジスさんはみている。
化学療法で免疫が落ちていたため、5週間入院したと明かしたうえで、コロナの闘病に比べればがんは「楽勝に思える」とつづった。
まだ酸素の供給を必要とすることはあるものの、歩く時にはもういらなくなったとブリッジスさん。娘のヘイリーさんの結婚式に出席し、酸素供給なしで父娘のダンスを踊ることができたと喜びの報告も行った。
ブリッジスさんの妻も新型コロナで5日間入院したという。
「新型コロナではかなり痛い目を見たが、ワクチンは2回打っており、今は体調がすこぶるいい」と語るブリッジスさん。
苦痛が激しかったころを「天国の門が近づいた」と振り返りつつ、それでも大半の時期を幸福に、楽しんで過ごすことができたと説明。死をも覚悟する状況が、周囲からの愛情という真の恵みに気づくきっかけになったとつづった。