NBA選手がネット動画でチベット支持表明、所属チームの中国での試合配信中止に
続く別の投稿では、「150人を超えるチベット人が焼身自殺している。そうした行動でチベットについての認識がより高まるのを願いながら。私はチベットの兄弟、姉妹の味方だ。彼らの自由を求める声を支持する」と語った。
この後、ニューヨーク・ニックスとの開幕戦のためコートに現れたカンター選手は、側面にチベット解放のメッセージが大書されたシューズを着用していた。
中国外務省の報道官は21日、カンター選手について、「注目を集めようとして」おり、そのコメントに「反論する価値はない」との見解を表明。「このような攻撃でチベットの発展と進歩を貶(おとし)めるのは決して容認しない」と述べた。
NBAと中国の間では2年前にも、ヒューストン・ロケッツの幹部がツイッターで香港デモ支持を表明したのを受け、複数のパートナー企業がロケッツとの提携を打ち切る事態が起きていた。当時はNBAも中国当局からの厳しい圧力にさらされた。
チベットは国際的には中国の自治区とみなされているが、チベット人の多くは中国による支配の正当性に異議を唱えている。