ミュージカル界の巨匠、S・ソンドハイムさん死去 91歳
(CNN) 「ウェストサイド物語」、「イントゥ・ザ・ウッズ」、「スウィーニー・トッド」、「ジプシー」といったミュージカルの作詞や作曲を手掛けたスティーブン・ソンドハイムさんが26日に死去した。91歳だった。
米紙ニューヨーク・タイムズが、ソンドハイムさんの弁護士を引用して報じた。突然の死去で、前日には友人とともに感謝祭を祝う夕食を楽しんでいたという。
ソンドハイムさんはキャリアを通じアカデミー賞、ピュリツァー賞、グラミー賞、トニー賞の各賞を受賞。大統領自由勲章も受けており、マンハッタンには本人の名を冠した劇場もある。
1930年にニューヨークで生まれ、マサチューセッツ州のウィリアムズ大学で音楽を学んだ。ロサンゼルスで短期間テレビ番組の脚本を書いた後ニューヨークに戻り、劇場でのキャリアをスタートさせる。
27歳の時、レナード・バーンスタインの曲に詞を付けた「ウェストサイド物語」が最初のヒット作となった。
訃報(ふほう)を受け、SNSにはソンドハイムさんの作品に出演したり影響を受けたりした人々が追悼の言葉を寄せた。歌手で女優のバーブラ・ストライサンドさんは、ソンドハイムさんが残した楽曲や詞の素晴らしさを強調し、冥福を祈った。
俳優のジョシュ・ギャッドさんは、演劇界にとってシェークスピアの死以来となる大きな損失ではないかとするコメントをツイッターに投稿。ソンドハイムさんの代表作を挙げつつ、その功績への感謝をつづった。