死去のボブ・サゲットさん、死因は頭部外傷
(CNN) 米フロリダ州のホテルで先月死亡しているのが見つかった米コメディアンで俳優のボブ・サゲットさんについて、頭部の外傷が死因だったことが分かった。遺族が声明で明らかにした。
声明によると、当局はサゲットさんの死因を頭部外傷と確定。後頭部を偶然何かに打ち付けたが特に何とも思わず、そのまま眠りに就いたと結論したという。薬物やアルコールも関係がなかったとした。
遺族はまた、サゲットさんのファンから圧倒されるほど大量のメッセージを受け取ったと報告。自分たちにとって大きな慰めになっていると感謝の言葉を述べた。
コメディードラマ「フルハウス」で人気を博したサゲットさんは享年65歳。ツアー公演を行う中での死去だった。
昨年12月には新型コロナウイルスへの感染を明らかにしていたため、本人の健康状態には様々な臆測が飛び交っていた。
妻のケリー・リゾさんが先月インタビューで語ったところによると、死亡する前のサゲットさんの体調は良好で、新型コロナの症状も「重篤なものでは全くなかった」という。
サゲットさんの検視は、死亡した翌日に同州オレンジ郡の検視当局が完了した。ただ死因や死亡状況の確定にはさらなる検証が必要とし、調査に10~12週間かかる可能性があると述べていた。