テニスのズベレフ、ラケットで審判の椅子たたく 今大会出場停止に

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アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がメキシコオープンで「スポーツマンらしくない行為」を理由に出場停止を言い渡された/PEDRO PARDO/AFP/AFP via Getty Images

アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がメキシコオープンで「スポーツマンらしくない行為」を理由に出場停止を言い渡された/PEDRO PARDO/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 男子テニスのメキシコオープン(OP)で22日、世界ランキング3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がダブルスの敗戦後にラケットで審判の椅子を何度もたたく場面があり、「スポーツマンらしくない行為」に当たるとして今大会の出場停止を言い渡された。

マルセロ・メロと組んだズベレフは今回、ロイド・グラスプール、ハリ・ヘリオバーラ組と対戦。マッチポイントを落とすと審判台に歩み寄り、椅子を3回たたいた。

Fワードを交えながら審判に「お前は試合全部をぶち壊した」と怒鳴る様子も聞こえる。その後ズベレフは自分の席に戻り、もう一度椅子をたたいた。

グラスプールとヘリオバーラはひるんだ様子で、ズベレフのすぐ後ろに立ち尽くしていた。

試合中には、ラインコールにいら立ちを募らせたズベレフが審判を「ばか野郎」と罵倒する場面もあった。

男子プロテニス協会(ATP)は声明で、「22日夜に行われたダブルスの試合終了時のスポーツマンらしくない行動」を理由に、ズベレフは出場停止となったと述べた。

ATPのルールブックでは、スポーツマンらしくない行動を「大会やATP、このスポーツの成功に明らかに有害もしくは不利益となる不品行」と定義し、2万ドル(約230万円)以下の罰金を定めている。

試合後、ズベレフはインスタグラム上で謝罪。「きのうのダブルスの試合中、試合後の自分の行動をどれだけ後悔しているか言葉にするのは難しい」「主審に対する私の暴言は間違いであり容認されないものだったので、内々に謝った。自分自身への失望しかない」と述べた。

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