ウィル・スミス、クリス・ロックに謝罪 米アカデミー賞授賞式で平手打ち

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主演男優賞のスピーチを涙を見せながら行う米俳優のウィル・スミスさん/Robyn Beck/AFP/Getty Images

主演男優賞のスピーチを涙を見せながら行う米俳優のウィル・スミスさん/Robyn Beck/AFP/Getty Images

(CNN) 米俳優のウィル・スミスさんがアカデミー賞授賞式でプレゼンターのクリス・ロックさんを平手打ちした件で、スミスさんがロックさんに謝罪した。

スミスさんは28日朝のインスタグラムへの投稿で「自分を犠牲にするジョークは仕事の一部だが、(妻の)ジェイダの病状に関するジョークは私には耐えきれず、感情的に反応した」と記述。「クリス、あなたに公に謝罪したい。私は不適切で間違っていた。自分を恥じ入り、私の行動は自分がなりたい男のものではなかった。愛と優しさのあふれる世界に暴力の存在する場所はない」と続けた。

スミスさんはさらに「暴力はいかなる形でも有害で、人を傷つける」とも述べ、アカデミーや授賞式のプロデューサー、出席者、視聴者、映画の題材となった女子プロテニス選手のウィリアムズ姉妹の家族、映画の関係者にも謝罪の言葉を伝えた。

主演男優賞のスピーチを涙を見せながら行う米俳優のウィル・スミスさん/Robyn Beck/AFP/Getty Images
主演男優賞のスピーチを涙を見せながら行う米俳優のウィル・スミスさん/Robyn Beck/AFP/Getty Images

問題の場面ではロックさんがスミスさんの妻ジェイダ・ピンケット・スミスさんに向かって「G・I・ジェーンの続編が待ちきれない」などと発言。切り替わったカメラはあきれた表情のジェイダさんを捉えていた。ジェイダさんは自己免疫疾患による脱毛症との闘病を公表している。

この発言を受け、スミスさんは壇上に上がってロックさんを平手打ちしたとみられる。さらに放送禁止用語を交え「妻の名を口にするな」とも述べていた。

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