ウィル・スミスさん、米アカデミー会員を辞任
(CNN) 米俳優ウィル・スミスさんは1日の声明で、映画芸術科学アカデミーの会員を辞任すると明らかにした。スミスさんは先週末に行われたアカデミー賞授賞式でプレゼンターのクリス・ロックさんに平手打ちを加えていた。
スミスさんは広報を通じてCNNに寄せた声明で、「私は映画芸術科学アカデミーの会員を辞任し、理事会が適切と考える全ての追加措置を受け入れる」と述べた。
スミスさんの声明は「変化には時間がかかる。理性を失って暴力に走ることが二度とないよう対策に努める」との言葉で結ばれている。
先月27日夜の授賞式の後、アカデミーは30日、スミスさんに対する「懲戒手続きを開始した」と述べていた。
アカデミーのデビッド・ルービン会長は今月1日の声明で、スミスさんの「即時辞任」を受理したと説明。そのうえで「4月18日に予定される次回理事会を前に、アカデミー行動基準に違反したスミス氏の懲戒手続きを引き続き進めていく」とした。
アカデミーによると、懲戒処分には資格停止や追放、「内規および行動基準で認められる他の制裁」が含まれる可能性があった。
その代わりに、スミスさんは自らアカデミーを離れる結果となった。