元コロンビア代表主将のF・リンコンさん、自動車事故で死去
(CNN) サッカーの元コロンビア代表で活躍し、主将も務めたフレディ・リンコンさんが同国のカリで自動車事故に巻き込まれ死去した。治療に当たっていた病院が声明で明らかにした。
55歳のリンコンさんは11日未明、自動車事故に遭い病院に搬送された。CNNエスパニョールが地元メディアを引用して伝えた。
カリの当局者によると事故では5人が負傷。リンコンさんを含む4人を乗せたバンとバス1台が絡んだ事故だった。
病院は、あらゆる手を尽くしたもののリンコンさんが13日に息を引き取ったと発表。サッカー界での活躍に言及し、哀悼の意を示した。
1990年のW杯で西ドイツ相手に同点ゴールを決め喜ぶリンコンさん/Sven Simon/Imago Images/Reuters
リンコンさんは1990年、94年、98年のワールドカップ(W杯)に出場。代表では84試合でプレーし、17得点を挙げた。
コロンビア・サッカー協会は声明で遺族や友人に弔意を表すとともに、サッカー界として感謝や畏敬(いけい)の念をもって故人を記憶にとどめると述べた。
FCF lamenta el fallecimiento de Freddy Rincón.
— FCF (@FCF_Oficial) April 14, 2022
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リンコンさんが95年と96年に所属したスペインの強豪レアル・マドリードも、追悼のメッセージを寄せた。
90年代に黄金世代と目されたコロンビア代表の中核を担ったリンコンさんは、2004年に現役を引退。その後はブラジルのチームで監督やアシスタントコーチを務めていた。