ジョニー・デップ、アンバー・ハードとの訴訟で勝利 双方に名誉毀損あったと認定
ハードさんは「今日感じた失望は言葉で言い表せられない。証拠の山があっても、元夫が持つ不釣り合いに大きい力、影響、支配に立ち向かうのには不十分と知り、胸が張り裂ける思いだ」との声明を出した。
デップさんとハードさんは09年に映画「ラム・ダイアリー」で共演して15年に結婚したが、約2年で離婚した。
ハードさんはデップさんから言葉や身体的な虐待を受け、性的暴力も受けたと主張した。一方、デップさんは裁判で女性を殴ったことは一度もないと繰り返し証言し、性的暴行も否定した。自分の方がハードさんから家庭内虐待を受けていたとも主張した。
法廷では両者とも写真や音声、映像の記録を提出した。2人の結婚カウンセラーを務めた専門家はデップさんとハードさんの関係を「相互の虐待」と位置付けた。
デップさん側の証人にはモデルのケイト・モスさんやDCフィルムズのトップ、ウォルター・ハマダさんなどが立った。ハードさん側ではエレン・バーキンさんやデップさんの以前の仲間が証言したが、エンタメ業界や法廷の内外でハードさんを支持する声は少なかった。