全英オープンのゴルフ場がイーグル採用 カモメ退治に猛禽類が活躍
(CNN) 全英オープンゴルフの舞台となるスコットランドのセントアンドルーズ。東海岸に面した同地はゴルフの舞台として有名だが、同時に混乱を巻き起こすカモメたちの生息地でもある。
18番ホールでは、観客が静まり返って選手を見守る中、有名な黄色いリーダーボードの上でカモメたちが騒ぎ立てる。
餌を求めて旋回するカモメたちの落とし物に、不運にも当たってしまう不安は常につきまとう。既に被害に遭ったスタッフや観客もいる。
ところが近くのフードコードや観客席にはカモメは1羽もいない。これは大会主催者が猛禽(もうきん)類4羽を採用した成果だった。
オールドコースの観客は、セアカノスリ、モモアカノスリ、ミナミワシミミズク、アフリカソウゲンワシの猛禽類4羽を目にするはずだ。
それぞれ「エンヤ」「ネイラー」「セイジ」「フィーンリー」と名付けられた4羽は、ハンドラーのグローブにとまり、ピクニックエリアや1番および18番ホールの観客席をカモメから守る役割を担う。