女優ジュリア・ロバーツさん出生時の費用、キング牧師夫妻が負担していた
(CNN) 女優ジュリア・ロバーツさんに関してこれまでほとんど知られていなかった事実が、SNSの投稿をきっかけに広まっている。
発端は、ツイッターのあるユーザーがロバーツさんに関する動画を共有し、「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)が彼女の出生のための費用を支払った事実はほとんど知られていない」とツイートしたことだった。
数日後、ロバーツさんの55歳の誕生日にあたる10月28日に、ロバーツさん本人が自身の出生に関してインタビューで語った時の映像を、コンサルタントのザラ・ラヒムさんがツイートした。
この中でロバーツさんはジャーナリストのゲイル・キングさん(キング牧師とは無関係)のインタビューに応じ、自分の両親が支払えなかった病院代を、キング牧師と妻のコレッタ・スコット・キングさんが負担してくれたと告白していた。
「私の両親はアトランタで演劇学校を経営していた」とロバーツさんは語り、「ある日、コレッタ・スコット・キングさんが私の母に電話してきた」と説明している。受け入れ先がなかなか見つからないキング牧師夫妻の子どもたちを、ロバーツさんの両親の学校に入学させてもらえないかという問い合わせの電話だった。
ロバーツさんの母親は快諾し、そこからキング牧師夫妻とロバーツさんの両親の交友が始まった。その関係から、やがて世界的なスターとなる女性の出産費用をキング牧師夫妻が負担することになった。
「彼らは私たちを苦境から救ってくれた」とロバーツさんは回想している。