GKが自陣ゴール前からの一蹴りで得点、超長距離弾で激闘に幕 メキシコ
(CNN) メキシコのサッカーリーグ、リーガ・デ・エクスパンシオンの試合でこのほど、ボールをキャッチしたゴールキーパーが放った自陣ゴール前からの一蹴りがそのまま相手ゴールに入って得点となる珍しい一幕があった。ピッチそのものの長さとほぼ等しい距離からの、通常では考えられないゴールに、当該チームの選手やサポーターは興奮を爆発させた。
モレリアとセラヤの間で行われた試合はモレリアが2―1でリードしたままアディショナルタイムに突入。同点に追いつきたいセラヤがコーナーキックを獲得すると、ゴールキーパーのアリソン・レブエルタも前線に上がって得点チャンスをうかがった。
コーナーキックのボールには、そのレブエルタが頭で反応。決まればヒーローだったがヘディングシュートには勢いがなく、モレリアのゴールキーパー、サンティアゴ・ラミレスがこれを正面でキャッチした。
この後ラミレスは、相手ゴールががら空きなのを見て取ると、手にしたボールを前方に思い切りキック。ボールは高く弧を描いてピッチを横切り、相手側のペナルティーエリアで2度バウンドした後、無人のゴールに吸い込まれた。
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— Liga BBVA Expansión MX (@LigaMXExpansion) May 15, 2023
¡GLAZ de @C_A_Morelia!
¡De Portería A Portería!
Santiago Ramírez aprovechó que el arquero de los Toros fue a rematar y con este despeje anotó el 1-3 definitivo en el Miguel Alemán.
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この並外れたロングシュートが決まると、モレリアのベンチや同クラブのサポーターが陣取るアウェースタンドは大騒ぎになった。試合はそのまま終了し、モレリアが3―1で勝利した。
当該の試合はリーグの後半に行われるトーナメントの準決勝の2試合目。ホームとアウェー2試合の合計スコアで4―2としたモレリアが決勝進出を決めた。
2試合目はレッドカード5枚が乱れ飛ぶ激闘になったが、最後に飛び出した驚異的なゴールはそれを締めくくるのにふさわしいものだった。