液体状のメタンフェタミン、テキーラのボトル1万本超に隠す メキシコ海軍が押収

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ボトルに入った約8640キロのメタンフェタミンが押収された=24日、メキシコ西岸のマンサニージョ港/SEMAR

ボトルに入った約8640キロのメタンフェタミンが押収された=24日、メキシコ西岸のマンサニージョ港/SEMAR

(CNN) メキシコ海軍は25日までに、メタンフェタミン(覚醒剤) 8640キロを押収した。液体状のこれらの薬物はテキーラのボトル1万1520本の中に隠されていた。

24日の声明で明らかにした。

当局は探知犬と化学物質検知システムを使用してメタンフェタミンを発見。現場は西部沿岸の都市マンサニージョの港湾で、麻薬はコンテナ1個を調べている際に見つかった。コンテナの中には960個の箱と前出のテキーラのボトルが入っていた。

サンプルを海軍の研究所に送って分析し、メタンフェタミンと確認した上で押収した。

声明によれば、海軍は今年に入り既に計114トン近くのメタンフェタミンを押収、廃棄している。

メタンフェタミンは極めて中毒性の高い刺激物で、通常は粉末化または結晶化しているがしばしば溶液の中に溶かした状態で運搬される。途中で検知されるのを困難にする狙いがあり、摂取する際には再度結晶化させる。

米疾病対策センター(CDC)によると、 2021年には3万2000人以上の米国人が精神刺激薬の過剰摂取(オーバードーズ)で死亡した。メタンフェタミンはそうした薬物の主要な位置を占めている。

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