米沿岸警備隊員3人がメキシコ沖で行方不明に 捜索続く
(CNN) 米沿岸警備隊によると、メキシコ沖で先週、米カリフォルニア州サンディエゴへ向かっていた隊員3人の船が消息を絶ち、メキシコ海軍主導の捜索が続いている。
発表によると、3人は全長約13メートルの帆船で4日午前9時半にメキシコ太平洋岸中部の都市、マサトランを出発。6日に補給のためバハカリフォルニア半島南端のカボサンルーカスに寄港した後、サンディエゴへ向かう予定だった。
しかし週末になってもカボサンルーカスに到着しないと、沿岸警備隊に連絡が入った。今のところ、近海で目撃されたとの報告もない。
沿岸警備隊の捜索責任者によると、出航当時の天候は良好とはいえず、風速15メートルを超える風と4.5~6メートルの波が観測されていた。
家族らによると、乗っていた3人のうち1人は経験50年以上、残る2人も経験20年で船長の資格を持つベテラン隊員だという。
4日にマサトラン沖から、カボサンルーカスの停泊所に電話の発信があったのを最後に通信が途絶えた。停泊の予約を取ろうとしたとみられるが、何度かの電話が全て短時間で切れていることから、連絡先につながらなかった可能性がある。
沿岸警備隊はコンピューターのシミュレーションなども駆使して捜索に参加している。