ジャニーズ事務所、創業者の性加害問題で謝罪
問題がなかったとは一切思っていないとしたうえで、当事者である喜多川氏にはもはや確認できないと指摘。臆測による誹謗(ひぼう)中傷に注意する必要があると述べ、一部の情報を疑問視する立場も示唆した。
オカモト氏によれば、生前の喜多川氏はメディア、芸能業界の有力者だったため、タレントらは同氏の要求に従わなければキャリアが台無しになると恐れていた。
オカモト氏は15歳だった12年からの4年間に繰り返し、喜多川氏から性被害を受けていたという。
週刊文春が1999年、喜多川氏からの性被害を訴える少年らの話を報じたのに対し、同氏は文春を名誉毀損(きそん)で訴え、損害賠償を勝ち取った。だが東京高裁は2003年、報道の一部は名誉毀損にあたらないとの判断を下した。喜多川氏側は上告したが棄却された。
ジャニーズ事務所は4月、透明性と社会的信頼の確保に努めてきたという声明を出した。
喜多川氏は生前、刑事責任を問われることはなく、すべての容疑を否認していたとされる。