サッカー女子W杯、スウェーデンが日本に勝利 準決勝スペイン戦へ
(CNN) サッカーの女子ワールドカップ(W杯)豪州・ニュージーランド大会は11日、準々決勝が行われ、スウェーデンが日本を2―1で下した。準決勝でスペインと対戦する。
試合は前半、スウェーデンのDFアマンダ・イルステッドが今大会4点目となるゴールを決め、均衡を破った。後半にはフィリパ・アンゲルダルがPKを沈め、スウェーデンのリードを2点に広げた。
日本は終盤に植木理子がPKを外したものの、後半42分に林穂之香がゴール。最後は手に汗を握る展開となった。
日本は10分間のアディショナルタイムを通じて圧力をかけ続けたが、2点目のゴールは奪えず、耐え抜いたスウェーデンが5度目となる準決勝進出を決めた。
日本の2度目のタイトル獲得はならなかった/Abbie Parr/AP
今大会で目覚ましい活躍を見せ、優勝候補に挙げる声も多かった日本代表にとっては、失意の幕切れとなった。
試合終了のホイッスルが鳴ると、日本選手の多くは涙をこぼした。2011年大会優勝国の日本は今大会好調で、ファンの間では2度目のタイトル獲得へ期待が高まっていた。
しかし、経験豊富なスウェーデン代表に一歩及ばなかった。日本の敗退により、今大会はどの国が制しても初優勝となる。女子サッカーの近年の興隆ぶりを改めて示す結果といえる。