メッシ移籍で米MLSのチケット高騰 NYレッドブルズ戦は10倍近く
ニューヨーク(CNN) サッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが先月、米プロリーグMLSのインテル・マイアミに移籍してから、出場試合のチケット価格が高騰している。26日のニューヨーク・レッドブルズ戦も、「メッシ効果」で通常の10倍あまりに跳ね上がった。
チケット再販サイト「ビビッドシーツ」がCNNに語ったところによると、レッドブルズ戦のチケットは通常の46ドル(約6700円)に対し、平均483ドル(約7万300円)で取引されている。
ビビッドシーツで検索すると、最前列の一部のチケットは1枚3600ドル(約52万4500円)に達し、しかも4枚セットでの購入が条件になっている。安い席を探しても345ドル(約5万300円)はかかる。
同サイトの報道担当者によれば、レッドブルズのチケットが過去10年あまりでここまで高騰した例はない。昨年7月にスペインの名門クラブ、FCバルセロナと対戦した親善試合の270ドル(約3万9300円)前後が最高だった。
メッシは今週末にニューヨークでの試合を控えている/Kevin C. Cox/Getty Images
マイアミはメッシが先月に移籍してから快進撃を続け、先週末には米メジャーリーグとメキシコ1部のクラブが争うリーグ杯で優勝を果たした。東地区最下位からの脱却と10月のプレーオフ進出を目指して、シーズン終盤の試合に臨む。
サッカーファンのメッシ熱はピッチ内にとどまらない。米アップルが提供するサッカーのストリーミングサービスはメッシの移籍以降、登録者が急増。独アディダスではメッシのユニホームに注文が殺到し、納品が10月までずれ込んでいる。